日記

5月4日

生まれたばかりの赤ちゃんに会いに、職場の人のお宅へ訪問する。妻も一緒である。同行する職場の人とは新宿の百貨店で落ち合う。出産祝いを購入するためだったが、女の子の赤ちゃんの衣服というまるで何もわからない分野の買い物になったので、フラフラと一人フロアをうろうろする。同フロアではテレビ番組を基にした物産展が行われていたが、あまり人がおらず店員さんたちは暇そうであった。神保町のみかさの出張店舗だけが混んでいた。自分は泡立てたチーズを乗せたタピオカミルクティーを飲んだ。どうやら普段は人気のある店のようだったが、全然並ばなかった。味はまぁ美味しいので並ばず買えるならアリだが、並んだ挙句680円出して飲むならそのへんのラーメンでも食べたほうがマシだなといった趣があった。これは個人の感想です。

祝いの品の購入が済み、デパ地下に寄ってケーキを見繕って中央線に乗る。駅から更にバスに乗る。バス停から少し離れたところにあるお宅だった。同行者二人に道案内はお任せ、という感じでついて行ったところ、途中完全に道に迷う…というか全く反対方向に歩いていたことが判明する。ブツブツ言いながら先導してようやく家にたどり着いた。「それっぽい建物があったから…」という弁であった。自分もやらかすので人のことは言えないが、初見の場所での直感というのは大抵あてにならない。せっかくたてたスマホ地図の目的地ピンが泣いている。

お宅には赤ちゃんのほか、小1のお子さんがいらっしゃる。ケーキを食べながら歓談する。祝いの品はおそろい(色違い)のワンピースで、大変お気に召した様子でなによりだった。まあ自分は選んでいないが。

しばらくして、外がものすごいゲリラ豪雨になっていることに気がつく。それまでは夏をすら思わせる陽気で、外から野球練習のカーンとかいう音まで聞こえてきて夏休みのような風情だったのに、突然の強い雨と風と雷で非常に驚く。よく見ると雹も混じっていた。窓からはグラウンドも見えたが、内野はすっかり池のような大きさの水たまりになっていて、数時間前の面影は全く消え去っていた。

雨がひと段落するまでダラダラ茶菓子をいただく。上の女の子はとても活発な子で、妻相手にエネルギッシュに遊んでいた。途中から私も遊びに混ざったが、私は遊び相手というよりおもちゃ要員であり、ウォータースライダーと称して肩からぬいぐるみを転落させる業務に従事した。その様子が面白かったらしくいろいろ写真を撮られた。あとで見てみると自分はそこそこ無の顔になっていた。実のところ眠かったのだ。

多少雨が落ち着いた頃合いでおひらきとする。女の子はとても楽しかったとのことでなによりである。赤ちゃんの方はおおむね眠り込んでいた。足の小ささが印象に残った。

職場の人と別れ、自宅近くの焼き鳥屋で夕食をとる。直前に予約を入れて行ったが、自分たちの席以外はすでに満席であった。少し前はわりといつでも余裕で入れたのに、だんだん人気店となりつつあるようだ。予約は少々面倒だが、繁盛するのは何よりである。予約していくとすこし心付けがあることも初めてわかった。好印象を深める。街の店の開拓が進み、ますます離れ難くなっていく。

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5月5日

映画を見る。名探偵ピカチュウ。話はまあそこそこ面白かった。妻はガーディの造形が気に食わなかったらしく文句を言っていた。私は主人公の父親の顔がひょっこりはんにソックリだったのが印象に残った。予告はミュウツーの逆襲推しで、映画が終わった後ももう一度予告を出す念の入りようだった。ミュウツーの逆襲は確かに面白い映画だが、まあ見に行かないだろうと思う。

帰りに少し移動し、かき氷屋とたこ焼き屋をはしごする。

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かき氷は食べるのが難しかった。一人で来ていた隣の席の女性はほぼ半分はこぼしていておもわず目をむいた。器は特注の陶器らしいが、だいぶ再考の余地がありそうである。たこ焼きは美味しい。居酒屋もやってる店舗だったが、正直言ってあんまりうまく捌けていない様子で、飲食店の運営は本当に大変なのだなと思う。

スーパーマーケットに立ち寄り、諸々の買い物を済ませて帰宅する。結構食べていて腹が膨れていたので、冷蔵庫で放置されていた明太子をご飯とともに食べて夕食とする。明太子はいつ食べてもうまい。

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5月6日

連休最終日は家で掃除。妻はピラティスで外出。音楽を流しながら、一通り掃除機をかけ、トイレと風呂場を掃除し、散らかっていた服を片付ける。玄関先も掃き清めておく。一人の時にやる利点は自分のペースでできることで、もちろん大掃除の時は別だが、普段の掃除なら一人でやったほうが捗るような気さえする。これはもちろんやる気が出ればの話だが…。

夕食を外で済ますことになり、ついでに冬物のクリーニングを出しに行く。クリーニング屋の店員に少々イラつく。最近イラつくことが増えた。悪いことのようにも思うが、昔のイラつかなさはなんというか、世間の物事は関係ねえというスタンスから生じるイラつかなさ、というようにも思うので、人並みにイラつくようになったというのは人並みに社会へコミットしているからだとも捉えられる。それならいいことと言えなくもない、が、まあ気にしないようにはしたい。

カプリチョーザでトマトとニンニクのスパゲッティーと生ハムを食べる。

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いつ食べても大正義である。珍しく今日は取り分けサイズを注文したが、取り分けサイズとレギュラーサイズの味は違うのではないかとふと思う。実家に住んでいる頃、家族4人で行った時は取り分けサイズで主に食べていて、引っ越して以降はレギュラーサイズが主になり、どうも昔食べていたときのほうが美味しいような気がしていた。食べてる店が違うからかと思っていたのだが、味の印象の違いは店によるものでなくサイズの違いによるものという仮説がここにきて急浮上してきた。が、気のせいかもしれない。

明日からは仕事である。早く石油王になりたい。